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「自信をつける」「自信がある」。何気なく使うことばだが、自信とはどうすればつくものだろう。そして自信とは何なのだろう。
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僕自身41歳で大きな人生の方向転換をして、無我夢中で突っ走ってきた。
世の中からは「成功した」と言ってもらうこともあるが、自分ではまだまだだと感じることも多い。
本当の自信とは何だろう。そう思っていたときに、素晴らしい本と出会った。
青木仁志さんの「一生折れない自信のつくり方」という本だ。
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一生折れない自信のつくり方青木仁志 アチーブメントシュッパン 2009-11-25 売り上げランキング : 8298
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この本は、僕が常日ごろから思い描いていた世界観を、ビシッと言葉にしてくれている素晴らしい一冊だ。
さっそく紹介しよう。
一生折れない自信 ー 「自分を信じるちから」を育む10の法則
人は思った通りの人生を生きる
「人は誰も思った通りの人生を生きる」。
もし僕がそう言ったら、あなたは合意してくれるだろうか。
災害や病気、事故などを除けば、僕たちは自分が思い描いたとおりの人生を生きている。
「そんなことはない。僕は変わりたいのに変われないんだ!」
そう叫ぶ人もいるだろう。
だが、それは違う。あなたは「変わりたいけど変われない」と思い描いているから、変わりたいけど変われない人生を歩んでいるのだ。
人間は誰しも安定している状態(コンフォートゾーン)を好む。
人生を劇的に変えたいなら、大きな力で「行動」を変える必要がある。
そして人間にとって「変化」は「苦痛」であり「恐怖」なのだ。
だから僕たち人間は多くの場合、自分自身で「変わらない」という選択をして、現状維持をしてしまう。
人は思った通りの人生を送れる。
それは逆にいえば、「人は思ったとおりにしか生きられない」ことを意味する。
だからこそ、僕たちには「変わるんだ」「変われるんだ」と信じ続けなければならない。
自分を信じる力。つまり自信があれば、僕もあなたも、自分の理想の人生を描き、そのとおりに生きることができる。
そしてそれは、遅すぎるということはまったくない。
いつからでも、誰でも、理想の人生を生きることができるのだ。
思い込みを変えれば人生は必ずよくなる
僕たちはよく「自信がある」とか「自信が持てない」と言ってしまうが、そもそも自信とはなんだろう。
この本の著者青木仁志さんは、以下のように自信を定義している。
「自信とは、その人の、その人自身に対する肯定的な「解釈」や「思い込み」である」。
そう、自信なんて「思い込み」なのだ。
ここで大切なのと、「自分自身で「自分はできる」と決めている」ことを理解すること。つまり、自信を持つかどうかは、自分自身で選択していることなのだ。
そしてもう一つ大切なことがある。
「自信がない」というのは、自信というモノが欠落しているのではない。逆だ。
自分で自分に対して否定的な解釈や思い込みをしているのが「自信がない」状態だ。
言葉を分解すると分かりやすいだろう。
「自信がある人」とは、「自己信頼」という思い込みをしている人。
「自信がない人」とは、「自己否定」という思い込みをしている人。
この違いだけなのだ。
自己信頼も自己否定も一言でいえば「思い込み」なのだ。
だからこそ、思い込み(ビリーフ)を変えれば、あなたも自分を信じることができるようになる。
そして自信をもって取り組めば、人生は簡単に変えることができる。
自己イメージは後天的に変えられる
子供の時からずっと高い自己イメージを持っている人は幸せだ。
両親に愛され周囲から可愛がられ、自信満々だった子供はクラスでもリーダーであり人気者だっただろう。
確かに幼少期の体験は高い自己イメージの形成には大切だ。高い自己イメージがあれば自信を持ってさまざまなことに取り組める。
しかし、自己イメージは先天的なものだけで決まるわけではない。
この本の著者青木仁志さんは、両親が3歳のとき離婚し、幼少期から思春期にかけて親の愛を十分に受けられず、自己否定が強い少年だった。
しかしその後多くの経験を積み学びを重ねることで、ブリタニカのトップセールスマンとして活躍し、その後独立して人材育成の会社を設立した。
その青木さんがつくった人生の方程式はいかのとおりだ。
「その人の人生 = 先天的特質 X 環境 X 本人の選択」
先天的特質には、両親によって育まれる自己愛や自己イメージも含まれる。この先天的特質には、本人ではどうにもできない部分も多いことは事実だ。
しかし、残りの2つ、環境と本人の選択は、後からでもいくらでも変えることができる。
自信を持てない多くの人は、とっくの昔に過去のこととなった先天的特質の部分だけを見て、嘆き続けている場合もおおい。
自己イメージは後天的に変えられるのだ。今日からでも変えられるのだ。
そのことを知って、そして信じて欲しい。
小さな成功体験が大きな自信をつくる
僕自身、青木さんとまったく同じことを考えている。
人生を変えるためには自信が必要だ。そして自信を身につけるには、「小さな成功体験」がとても大切だと。
青木さんの言葉を引用しよう。
「自信は、自分の思考が実現すればするほど大きくなります。
「こうしよう」と決めて、それを自分の力で現実化した。
それまでできなかったことが、学習や訓練によってできるようになった。
こうした成功体験、突破体験をしたとき、小さな自信が生まれ、これを繰り返すことによって、少しずつ大きな自信になっていきます」
「人間は習慣の塊」である。
これは僕の信念だ。
だからこそ、生活習慣をちょっとずつ良い習慣で満たしていけば、絶対に自分の力となり、自信となる。
毎朝早起きをする、毎月決めた冊数読書をする、ダイエットのため毎日ランニングをする。
そういった小さな目標を一つ決め、愚直に実行するのだ。
目標を達成したら、自分で自分を大いに褒める。ご褒美を用意してもいい。
そして目標のレベルを上げ、新たな取り組みも始める。
これを繰り返すことで、確実にあなたは自分のことを好きになり、自己イメージが上がり、それが大きな自信へと変化していくだろう。
自信を持つと、変化に対する「勇気」を持てる。勇気があればどんな高いチャレンジにも挑戦できるようになる。
挑戦しない人には一生変化は訪れない。
だからこそ、「小さな成功体験」がとても大切なのだ。
暗示の力を利用して思い込みを変える
僕たちは自分で自分のことを分かっていると思っているが、それは大きな誤りだ。
僕たちの意識のうち、90%〜97%までが、潜在意識なのだ。
僕たちが僕たち自身だと思っているのは、実は3〜10%にすぎない。
だから、いくら「頭で考えて」も、それだけでは上手くいかないのだ。
たった3%の自分だけが進みたいと思っても、97%の見えない自分が「進みたくない。ここにいたい」と思っていては、前になんか進めないのだ。
だからこそ、僕たちは潜在意識に対して働きかけつづける必要がある。
それには「暗示」(アファメーション)」がとても有効だ。
アファメーションとは、「肯定的な言葉がけ」だ。
「自分はできる」「自分はトップセールスマンだ」「自分は人生の成功者だ」
このような言葉をハッキリと言葉に出して言う、そして書く。
言語化すると言葉は耳や目から脳に入り、定着する。
繰り返し断言していると、潜在意識に言葉がしみ込み、そのように行動し始める。
「どうせ僕なんて」とばかり呟いている人間は、「どうせ僕なんて」という言葉で全身が支配されるようになる。
なりたい自分を暗示することで、潜在意識に働き掛けるのだ。
成功者に学ぶ
人間一人でできることには限界がある。
そして一人で努力していると、間違った方向に進んでいても気づかないことも多い。
だから、僕たちは成功者から学ぶと良い。
世の中には良質の書籍も、そしてセミナーもたくさんある。
良い本に触れ素晴らしいセミナーに参加して学ぶ。
成功者からの教えは自分の成長にレバレッジをかけてくれる。
そして成功者の周りには、あなたと同じ目標を持ち夢に向かおうとする「同士」がたくさんいる。
それらの同士と切磋琢磨し続ければ、あなたは楽しく充実した気持ちで日々の努力に取り組むことができるだろう。
使命・天命(ミッション・ビジョン)を持つ
自分に自信を持つためには、自分がなんのために生きているのか、なぜ自分がこの仕事に取り組みたいのかが明確になっていると良い。
使命・天命がハッキリ描けている人は、1日1日の活動の目的も自ずと描けやすくなる。
最初は自分の欲求、自我で構わない。
「高級外車に乗るためのお金を稼ぐ」「都心の高層マンションに住みたい」でも良い。
高級外車を買うために幾ら必要なのか、マンションの場所は、間取りは、広さはどれぐらいなのか。
大きな目標を掲げることで、日々の自分の行動は自然と定義されていく。
やがて自我の目標が達成されるようになれば、人はより高い「使命」「天命」を求めて走り出すことになる。
自分がこの世界に生まれてきて、死ぬまでにやるべきことはなにか。世界に貢献できることはなにか。
使命・天命に生きるようになれば、人は放っておいても自信を持つようになる。
「自分なんかが「使命」なんておこがましい」と尻込みせず、ぜひ描いてみてほしい。
絶対に目標の奴隷にはならない
目標を設定したら必ず達成する。
それは大切なことだ。自信を持つために重要なステップであることは書いたとおりだ。
だが、目標はあくまでも、大きな目的を達成するための「手段」であることを忘れてはならない。
目標が独り歩きしてしまうと、ときとして本来の目的を忘れ、迷走することになる。
目標の奴隷になってはいけないのだ。
先日僕は8月に設定した「1日1万歩歩く」という目標を撤回した。
そのことはブログにも書いたのだが、もともと1万歩歩くというのは、フルマラソン完走のための脚力を鍛えることが目的だった。
しかし、この目標を設定して分かったことは、「休足日がないと脚にどんどん疲労が蓄積して良くない」ということだった。
僕は目標に向かって突き進む性格なので、「脚に疲労が溜まっていて良くないな」と思いつつも、毎日1万歩歩く活動は続けてしまっていた。
そこで思い切って止めるために、「達成したまま撤回する」ことにして、わざわざブログに書くことで、目標の奴隷になることを避けたのである。
メンタルダウンしたときは身体を動かす
人間は誰しも感情を持っている。
だから精神的に落ち込むことも当然ある。
しかし、ショックを受けたり落ち込んだり怒りに支配されたときにも、僕たちは「行動」を選ぶことができる。
悲しいことがあったとき、カーテンを閉めきって部屋でじっと体育座りをしていたとして、心が晴れるだろうか。
「悲しいこと」があったのは事実でも、「じっと座っている」という行動は、自分が選択しておこなっているのだ。
「気分転換」は僕たちが思っている以上に大切なことだ。
ショックなことがあったからこそ、気持ちの良い公園を散歩する。美味しい紅茶とケーキでホッとする。好きなアーティストの音楽を聴く。
心が落ちているとき、その場所でそのままじっとしていると、いつまでもその気分を引き摺ってしまう。
身体を動かし場所を変えることで、比較的楽に気分を変えることができる。
「ダメな自分」の気持ちを引っ張ることが趣味だ、という人が意外と多いが、それは自己肯定感を下げる結果になりやすいので、是非早めに気分転換しよう。
理想の人生を思い描く力を発揮する
多くの人が変われないと思っている。
しかし、実際には「変われないのではなく、変わるための苦痛よりも変わらないことで得られる快楽を選んでいる」のだ。
変化の先には保証がない。不安である。苦痛である。恐怖である。
会社に辞表を出せば誰でも自由になれる。でも怖い、食べられないのではないか、だから辞められない。
そう思う人は、変わりたいと思う力より、実際には「今のままでいたい」という自分が勝っているだけなのだ。
だからこそ、変化した先の自分の姿をありありと描くことが大切だ。
自分が住みたい家の間取り、家具、窓からの景色。
経営する会社の社名、オフィスの場所、広さ、秘書の顔、社用車の種類、働く自分が着ている洋服。
休暇で訪れるヨーロッパの都市の風景、家族の笑顔、充実した自分の気持ち。
進む先には保証はない。でも僕は私はどうしてもその理想の世界によじ登っていきたい。
強くそう願ったとき、僕たちは不安に打ち勝ち、変化するための一歩を歩み出すことができる。
歩み出さなければ道は作られない。そして歩み出すまで、どちらが正しい道かなど、誰にも分からない。
「正しい道を選択するのではなく、選択した道が正しくなるように精一杯努力する」
そのためには、道の先に何があるのかを、しっかり描くことが必要なのだ。
まとめ
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一生折れない自信を作るというと、すごく大げさで大変なことをしないといけないかと思うかもしれない。
しかし実際はその逆だ。
小さなこと、身の丈ののことをコツコツあきらめずに続けることが、次のステップに上がるためのたった一つの道なのだ。
もちろん才能や運も人生には必要だ。
でも、運を呼び込むためには自信がなければならない。
自信を持つためには、小さな成功体験を積み上げることが大切だ。
強運の人間になるためには「自分とは強運だ」と信じることが必要だからだ。
僕自身、5年前にはただの無名の1サラリーマンだった。まだブログも書いておらず、105kgの肥満体で、将来に絶望して後向きのことばかり考えていた。
しかし、「どうしても変わりたい」と願い自分で自分のしがらみを断ちきり「変化する」ことを決意したところから、すべてが変わり始めた。
「努力すればかならず変われる」と自分を信じ続けられたことが、僕か変われた一番大きな要因だっただろう。
折れない「本当の」自信を身につけたい方、是非この本を読んでみてほしい。
素晴らしい一冊でした。オススメ!!
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